ムラのある街を飛び出して

関西で生まれ育った私が,東京暮らしを始める話。観劇記録が多めです。

髑髏城の七人 Season月(上弦・下弦)そのさん

上弦 … 2018-01-19 ソワレ
@ IHI STAGE AROUND TOKYO

下弦 … 2018-01-24 マチネ
(ライブビューイング)

髑髏城の七人 月 (K.Nakashima Selection)

髑髏城の七人 月 (K.Nakashima Selection)


祝! 『髑髏城の七人』花鳥風月極
Blu-ray BOX発売決定~!


『髑髏城の七人』花鳥風月極 Blu-ray BOX 発売日決定!ご予約に関しまして | E!インフォメーション

このボックスひとつで、色っぽいりょうとイグザクトリーな森山未來と、激シブな生瀬勝久と驚くほどのかわいさを見せつける羽野晶紀と、集大成の修羅天魔が観れるとはなんとも贅沢ですね。その分、お値段は高額ですが。

そして私は、月髑髏の感想の続きを書きます!と言っておいて、なんと1年以上も更新ができていませんでした。すみません…。

近況報告ですが、昨年2月に再就職することができました。そこからバタバタと忙しく過ごしているうちに、平成も残りあとわずかに。

4月に観にいく舞台は、残すところキンキーブーツのみとなります。初演が良かったので、あの舞台で平成を締めることができるのはとても嬉しい!

ちなみに令和一発目はレ・ミゼラブルです。
楽しみー!

更新の途絶えている間も、色々と舞台は観ていたので、機会があればまた感想など書かせていただこうかなと思います。

* 上下月の観劇後はロマーレ、1789、モーツァルト!、シークレット・ガーデン、メタルマクベスdisc1、メサイアエリザベートマリー・アントワネットるろうに剣心、ファントム、ラブ・ネバー・ダイ、キューティー・ブロンド、ロミジュリ、カサノヴァを観ました。あとは色々なアーティストのライブと平成中村座、そして人生初の文楽にも赴きました。

さて、長らくお待たせしました。
髑髏城《月》上弦・下弦のキャスト感想の続きを! …と書きたいのですが、私のメモ帳にはなぜか『まつぇ、つぅえんまおおおぉ』しか記録が残っていなかっため、観劇直後に送っていたラインから感想を拾って掲載したいと思います。お待ちいただいたのに申し訳ないです…。

なんだよ!気になるじゃないか!という人は、もうじき月のゲキ×シネが始まるので映画館へ向かってください。というか、むしろステージアラウンドの全ドクロが観れるボックスを買って、全てのシーズンを観ちゃってください!

《月》のあらすじはこちら↓
muramachi.hatenadiary.jp

《月》捨之介・天魔王・蘭兵衛の感想はこちら↓
muramachi.hatenadiary.jp

*《風》の感想はこちら↓
muramachi.hatenadiary.jp



以下、ネタバレ注意









・兵庫
関八州荒武者隊を率いる兵庫は、鉈切り丸で共演していたお二人が担当。髑髏城の兵庫役は、結構しっかりとキャラ立ちしているので、俳優さんにとっては“自分らしさ”を出しづらい難しい役だろうなーと思って観ていました(歴代の色も濃いですし)。

上弦…須賀健太
本人はこう言われるのは不本意だと思いますが、かわいかったです。
荒ぶっていても、口説いていても、にじみ出るかわいさ! 裏表のない、素直な男の子といった印象。

歴代兵庫のアホな青年イメージ(中年とは言わない)とはだいぶ違う形に仕上がっていました。わざと抜けた演技をしているのが、これまたかわいい。

スーパーステージで月髑髏メンバーが劇場の下見に行っていた時、天魔王や蘭兵衛の真似をする須賀くんを見て、この人は新感線の舞台に立てることが幸せで仕方ないんだなぁと感じていたので、歴代の兵庫役をしっかりと噛み砕き、自分だけの兵庫を作り上げていたところには感動しました。

須賀くんは舞台を観るたびに、どんどん新しい一面が見えてくる気がします。某有名ドラマのイメージが根強いですが、それを払拭しようと努力されていることは、幅のある演技に繋がっていると思います。

要所要所で披露されていた、意外なほどのイケメンボイスには衝撃を覚えました。

高田太夫との組み合わせですが、年齢差があるので、一見親子のようにも見えます。どこかのタイミングでおっとおが太夫に惚れて、三角関係になるんじゃないかな?とワクワクしながら見守っていましたが、そんなことはありませんでした(当たり前)。

ただ、最後に太夫を引き止める場面なんかは、須賀兵庫の本気の演技に震えます。格好良かった。漢だった! ワガママを言うと、次回は霧丸役も観てみたいです。

39興行の当落がまだ分からないので、当たっているといいなぁ。→7月のチケット当たりましたヽ(;▽;)ノ✨

下弦…木村了
公演前は、じゅんさんのイメージが強いとおっしゃっていたようですが、ザ・兵庫!という形に仕上がっていました。
向こう見ずだけれども、頼り甲斐のある兄貴。テンポも良くて、見ていて気持ちのいい男っぷりでした。

あっさり騙されたり、みんなにいじられているのに、ちょいちょいスマートな兵庫様が姿を現して、客席を震撼させます。

羽野太夫がかわいすぎたので、兵庫がメロメロになるのも頷ける!

そして、安定した演技をされていたので、木村兵庫が舞台に上がると安心感がありました。蜉蝣峠勝地涼さんと共演されていた時は、二人とも兵庫役を演じることになるとは考えてもいなかっただろうな。また客演で呼ばれると予想しているので、次回を楽しみにしています!

・霧丸
歴代の髑髏城作品と比較した際に、一番の変更点といっても過言ではない、元『沙霧』さん。まさかの男性になってしまった役。

ヒロイン枠をなくすことで、舞台がどのように変わるのか気になっていましたが、今まで描かれてきた沙霧の淡い恋心がなくなった分、同性だからこそ演じられる共闘シーンが追加され、迫力がアップ!

性格的には、初っ端から関八州荒武者隊を見捨てる前提で動いていたりするので、月髑髏の展開が不安になりましたが、そのぶん作品を通して成長していく霧丸の姿が観れるのはとても良かったです。

また、捨之介との信頼関係が垣間見えて、舞台がより締まったように感じました。

上弦…平間壮一
下弦…松岡広大


全てを分かったうえで、それでも復讐に揺れている上弦。そして自分を信じ、全力で前に進む下弦。違った役作りをされているからこそ、他の役との関係性が大きく変わって見えましたし、それが上下の違いとして表れているようにも感じました。

平間霧はおかんのような高田太夫とのやりとりにほっこりします。

そういえば、霧丸(沙霧)の母親については舞台上で言及されませんが、どうなっているのだろう? 髑髏党に殺された、熊木衆に含まれるという理解でいいのでしょうか。かずきさんの小説版を読めずじまいでいるので(実家にある)、そんなことがふと気になったり。

なんにせよ、熊木衆のみんなを失った霧丸が、太夫を始めとした無界の里の面々に少しずつ心を許していくところでは「良かったね、霧丸…!」という気持ちにさせられるのに、無界屋襲撃という恐ろしいイベントが待ち受けているのだから、本当に悲しかった。蘭兵衛を止められなかった悔しさは、沙霧演出の時よりもひしひしと伝わってきます。

松岡霧は羽野太夫に惚れていてもなんら違和感のないやりとりをされていました。いやむしろ、あそこまで太夫に親切にされたら、好きになっていない方がおかしいのでは?

そういった意味では、月髑髏は兵庫役と霧丸役が重なって見えたような気がします。霧丸が太夫に恋愛感情を抱いているわけではないのですが、初見の人は、若い男性陣がたくさん出てきて分かりづらい場面もあると思うので、~風髑髏のように「沙霧」という明確なヒロインが存在している方が、理解しやすいのかもしれません。どちらも好きですけどね。

・極楽太夫
色々な人が演じてきた、魅惑のお姉さま。ベテラン二人は、どちらも月髑髏には欠かせない素敵な女性を仕上げられていました。

上弦…高田聖子
安定の聖子さん。半端ない安心感と、全てを包み込む包容力。

正直、高田太夫の前では霧丸も兵庫も幼い子どものように見えます。超ワカドクロの面々を率いる保護者役。芯のある強い女性ですが、台詞の裏には彼女が強くならざるをえなかった理由が見え隠れしていて、切ない気持ちになる場面もありました。

他のキャストと作品上の年齢差は感じましたが、極楽太夫を演じるにあたって、実年齢の差がネックになったということは全くありませんでした。むしろ、経験が豊富で魅力的な太夫に映りました。須賀兵庫との間に、恋愛関係が成立していたのかと聞かれれば、それは「…?」でしたけれども。笑

高田さんのギャグ要素強めの演技も好きですが、凛とした美しい太夫はとても素敵でした!

下弦…羽野晶紀
年齢設定を感じさせないかわいさ。もうほんとに、びっっくりするぐらいかわいかった! え、27年ぶり? “羽野さんが27歳”の間違いじゃないですか?

上弦では兵庫のかわいさにヒャーヒャー言ってましたが、下弦は太夫にメロメロにされました。無界での慕われっぷり。彼女へ盲目的な愛を注ぐ兵庫。そして、霧丸からの信頼。全てに大納得です。

沙霧さんのヒロイン枠も奪っていたので、もういっそ極楽がヒロインでいいじゃない! と思ったら、次に待ち受けているのが極なんだから、さすがですよね~劇団☆新感線

下弦に関しては、太夫と蘭兵衛が傷を舐め合い、男女として心を通わせる一面があったであろうと勝手に想像しているので、二人きりになった時の雰囲気が、もう恋人のそれとしか思えません。前回のブログにも書きましたが、羽野太夫と廣瀬蘭兵衛の組み合わせはめちゃくちゃ好きでした。

ただ相思相愛というよりは、互いに重い過去を抱えている点で共感意識が生まれていて、戦乱の世を人として生き抜くために、心の隙間を補うべく相手を求めた…というような依存関係に近いものがあったと解釈しているので、特に後半戦は羽野太夫の複雑な心理描写がすごかったなと思います。絶妙な緩急の使い分けは、お見事としか言いようがありません。

(履歴が残っていたのはここまででした!)

狸穴二郎衛門は、千葉哲也さんの貫禄ある演技を楽しみましたが、私はいっけい衛門をめちゃくちゃ楽しみにしていたので、生で観ることができなかったのは本当に残念…(1/19の上弦は、渡辺いっけいさんが体調不良でお休みをされていました)。

ゲキシネBlu-rayでリベンジするしかないですね。

他にも大好きな粟根さんが渡京を演っていたり、贋鉄斎が全力で変態だったり、捨之介が剣布にセクハラを働いたり、まさかのツイスターゲームが開催されたり、追いかけっこで一輪車やスケボーが活躍したりと見所は盛りだくさん! 興味を持った方は、近々ゲキシネの日程が発表されると思うので、ぜひ両方観てみてくださいね。

*もうひとこと*
髑髏城のゲキ×シネ予告動画が順次アップされてますが、素敵すぎやしませんか? 何度再生ボタンを押したことか。


ゲキ×シネ『髑髏城の七人』花鳥風月極|ゲキ×シネ - 「演劇×映像」の新感覚エンターテインメント

しかも花鳥髑髏の動画を作られたted様が、キューティー・ブランドやヘアスプレーも予告篇演出されていたなんて! センスの塊すぎる…。